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2007.10.05

非暴力抵抗は終わっていない

ビルマ(ミャンマー)では、反政府活動に対する激しい弾圧が続いていて、大規模なデモなどは開かれていないようですが、3日朝刊の東京新聞が伝えたように、僧侶による断食や、「国営テレビの午後八時からのニュース時間に合わせてテレビのスイッチを消す」といった抗議行動が広がっているようです。

「ニュースを消す」非暴力行動については、2日付けのAP電 "Burma Citizens Launch Silent Protest" がより詳しく伝えています。1時間番組の最初の15分を視聴しないというもので、それに併せて家の電気をすべて消すという行動をとっている人もいるようです。政府のプロパガンダなどには耳を貸さないよ、という意思表示で、現在、市民が安全にとりうる行動はこのくらいが限度ではないか、という分析が示されています。

英インディペンデント紙の "Protesters stay put to battle junta as world waits on Burmese border" は、タイ国境に亡命を希望する活動家が全くと言っていいほど姿を現していないことに注目しています。多数の難民が発生した1988年とは対照的だという観察です。1988年には、武装闘争に備えるためにラングーンから多くの人が逃れて来たが、今回は、活動家たちは市内で非暴力的な活動を続けるつもりなのであろう、というのが記事の分析です。

Democratic Voice of Burma は、10月6日の土曜日に、世界各地で昼の12時に抗議行動を起こすという企画を紹介しています。日本でもいろいろな行動が提起されていることと思います。私は、この日も仕事で、参加できず、残念です。

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2007年 10月 5日 午前 12:00 | | この月のアーカイブへ

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受信: 2007/10/05 9:57:57

コメント

ビルマのウダさんから、コメントが書き込めないとのメールをいただきました。以下、メールから転載します:

ビルマでは一昨日からインターネットが(4時間だけ)使えるようになった。

町では兵士の姿を見かけることはほとんどなく、表面上は日常生活を取り戻したかのように感じる。

だが、軍事政権はデモの様子を撮影した写真やビデオを使って(あるいは衛星放送の映像を使って)デモの参加者のあぶり出しにかかっているようだ。

国連安保理では柔らかな非難決議がされたようだが、これでもってビルマ問題が忘れ去れるのが怖い。

投稿: うに | 2007/10/12 16:31:39

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