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2007.10.13

アフガニスタンのケシ

US step up pressure on Afghan drug war - 英テレグラフ紙のカブール発の記事。アフガニスタンで麻薬の原料となるケシの栽培が増えているとして、アメリカ政府がかけている圧力を報じている。

米政府が推進しようとしているのは Roundup という商品名で売られている Glyphosate という除草剤の空中散布だ。Roundup の空中散布はコカ栽培撲滅のために南米コロンビアで行なわれており、健康被害をもたらしている(この点については、ごく最近、報道を読んだ記憶があるのだが、記事を見つけられない。問題が明らかになった2001年ごろの記事を代わりに示す )。

テレグラフ紙の記事は、ラウンドアップの使用に積極的なアメリカ大使が以前、コロンビア大使を務めていたことに言及している。William B. Wood 大使は、ラウンドアップの安全性を証明するために自らにラウンドアップを散布するというパフォーマンスをする用意があると述べているそうだ。度し難い愚かさだ。

ラウンドアップの生産の最大手は、言わずと知れたモンサント社である。そして、モンサント社はラウンドアップに耐性のある遺伝子組み換え大豆も販売している。だれの懐にお金が落ちる仕組みになっているか、非常に分かりやすい構図がここにあるように思える。

記事はまた、タイなどの国で、20年ほどの月日をかけて、緩やかにケシ依存の経済構造を解消していった例が紹介されている。アフガニスタンで求められているのも、そういった辛抱強い取り組みなのだろうと思う。

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2007年 10月 13日 午前 12:00 | | この月のアーカイブへ

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