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2007.09.16

ジンバブエに立ちすくむ

Pets Killed for Food in Zimbabwe - ジンバブエでは経済が完全に破綻しており、店には何も品物がなく、食べる物がない人々がペットだった犬を殺して食べている、と報じるAP電。インフレ率は政府発表で7,600%(つまり、76倍)、実際には25,000%程度と考えられ、今年の暮れまでには100,000%に達するとの予測もある。これはこれでものすごく衝撃的なのだが、以下の2点を併せて考えたい。

まず、7月のころの報道を見ると、同じ動物愛護の観点からではあるが、インフレで生活できなくなった人たちが難民化したため、飼い主に捨てられた犬や猫が多く、それらを安楽死させざるをえなくなった、という話が書いてある。窮して犬を食べているという話は、7月の時点ではまだ出ていない。ちなみに、冒頭に挙げた記事も安楽死に触れている。薬剤が足りず、安楽死もさせてあげられないという話だ。

もう一つは、ムガベ政権の強権性を物語るものだが、ジンバブエの評判を落とすような言論をした者や政権の批判をした者は厳しく弾圧されているという点だ。動物愛護団体も、ペットとしていっしょに暮らしてきた動物を食べることの道義的問題を指摘したことで、非国民的だとして当局から目を付けられてしまっている。

つまり、経済の崩壊がとても急速に進んでいる上に、そのことを批判的に論じる自由もないわけだ。放っておいていいものでもないだろうが、私に何ができるか分からない。立ちすくんでしまっている自分が情けない。

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2007年 9月 16日 午前 12:00 | | この月のアーカイブへ

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