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2007.05.27

先制攻撃、難民キャンプ、天然ガス田

パレスチナ関係の記事を3つ紹介する。

Z Net の記事 "Forty Years of Occupation" は、来たる6月5日が1967年のいわゆる「六日戦争」の40周年にあたることを受けて、パレスチナとイスラエルの歴史をとても手際よくまとめている。6月9日から10日にかけて世界各国で行なわれる反占領の抗議行動への参加を呼びかけている。

アルジェリアのフランス語紙 El Watan は26日、レバノン軍から攻撃を受けているレバノン北部のパレスチナ難民キャンプ Nahr Al Bared から脱出した Association de jumelage Palestine France (AJPF) というフランスの NGO の人たちの記者会見の模様を伝えている。キャンプは水も電気も止まり、食糧も尽きており、人道的にも政治的にも社会的にも大災害の様相を呈していると言う。ファタハ・アル・イスラムは最初にベダウイのキャンプに拠点を作ろうとしたが追放されて、移動してきた集団で、ナハル・アルバレドの人たちは彼らが若者に悪影響を与えないよう闘ってきたと説明されている。そもそもキャンプまでには何重にもレバノン軍の検問所があるのに、なぜ武装集団がキャンプに入れたのかという疑義も表明されている。

イギリスのタイムズ紙およびイスラエルの Ynet は、イギリスの BG Group 社がガザ沖の海底天然ガス田の資源をイスラエルに売る15年契約をイスラエル政府と来週にも調印する予定だと伝えている。ハマスは「バルフォア宣言にも匹敵する卑劣な行為だ」として反発を強めている。

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2007年 5月 27日 午前 12:00 | | この月のアーカイブへ

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