刑務所で学ぶ
Unlearning preconceptions - Program offers joint classes to college students, inmates ― ボストン・グローブ紙の記事。マサチューセッツ州西部の大学で行なわれている、その地域の刑務所に教員と学生が出向いて服役囚とともに学ぶ授業のようすを紹介している。記事によれば全米30の大学で、階級差や人種、犯罪歴などに伴う偏見を乗り越えることを目的として、このような取り組みが行なわれているらしい。
服役囚からは「お坊ちゃま、お嬢ちゃまが来ると思っていた」、大学生からは「あんな深い読みができるとは思っていなかった」など、お互いに対する思いこみが回を重ねるごとに変わっていったことを示す発言が取り上げられている。読んだのはソロー、フーコー、クッツェー、カフカなど。コースのシラバスを見ると、他にはハンナ・アレント、カール・マルクス、アマルティア・センなどを読んだようだ。
話がちょっとずれてしまうかもしれないが、この記事を読んで、私は水俣病認定申請を取り下げた緒方正人さんの「チッソは私であった」という言葉を思い起こした(ごんずい、朝日新聞)。私はだれなのか、私を取り巻くこの世界は何なのか。私はまだそのような迷路の奥深くを彷徨っている。
2007年 5月 20日 午前 12:00 | Permalink | この月のアーカイブへ
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