イギリスの薬害エイズ
Number 10 hiding blood scandal facts ― 英オブザーバ紙の記事。私は不勉強で知らなかったのだが、イギリスでも血友病患者への血液凝固剤治療によりHIVやC型肝炎の感染が起こり、1,700人以上が死んだ。この薬害は70年代後半から80年代前半に起こったが、90年代に入って、当時の資料が「誤って」廃棄処分されてしまったことが明らかになっている。2000年に、保健省による内部調査が行なわれたが、どのような経緯で廃棄処分が行なわれたか、どの時期に政府が輸入血液製剤の危険を認識していたかなどに関する調査結果は公表されなかった。
記事は、公表の差し控えが首相府(ダウニング・ストリート10番地)の指示で行なわれたことが明らかになったと伝えている。被害者団体は、犯罪性を裏付ける証拠が隠蔽されているのではないかと批判を強めている。
首相の交代によって、うやむやにされてしまいそうな気もする。記事中に言及されている被害者団体のサイトはここらしい。
薬害エイズの問題については表層的なことしか知らないのだが、新聞やテレビの報道では他国での事情などについては語られることがないように思う。問題を厚生労働省や国内メーカー(ミドリ十字)、国内の大学(帝京大学)やその教授(安部英)の責任だけでなく、新自由主義的な世界経済における製薬会社、多国籍企業の責任というマクロな視点でとらえる必要性を感じた。
2007年 5月 21日 午前 12:00 | Permalink | この月のアーカイブへ
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: イギリスの薬害エイズ:
» エイズ検査で不安解消 HIV感染の初期症状 トラックバック エイズ検査で不安解消 HIV感染の初期症状
HIVは感染して数年の潜伏期間を経た後に発病(=エイズ)すると、非常にやっかいなことになる病気です。後で後悔しないためにも、早めの対策が必要です。 続きを読む
受信: 2007/07/11 16:11:43
この記事へのコメントは終了しました。







この記事の URL をメールで送信する
コメント