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2007.05.26

大学総長を不信任

若かりし日に留学した大学が大変なことになっていることを知った。教員の総会が理事会と総長の不信任決議を可決したのだ。 "Faculty defiant on proposal for UMass" (ボストン・グローブ紙)。

マサチューセッツ大学は州立の大学システムで、5つのキャンパスからなっている。イメージとしては、1大学に5キャンパスあるというより、1つの学校法人が5つの大学を経営している、といったほうが近いだろう。その5大学システム全体の総長(President)がいて、各大学に学長(Chancellor)がいる。州都ボストンにもキャンパスがあるが、州西部のアマーストという小さな都市にある UMass/Amherst が伝統的にシステムの中核だととらえられてきた。「少年よ、大志をいだけ」の人が日本に来る前に学長をやっていたのがこのマサチューセッツ大学アマースト校だ。

先週になって理事会、総長側が機構改革案を打ち出し、アマースト校の学長を解任して総長が兼務するなどの、より中央集権型の体制作りを目指していることが明らかになった。教員総会の席でウィルソン総長は「情報をちゃんと伝えてこなかったため、このような事態になってしまったことに責任を感じる」と述べ、機構改革は既定事項ではなく、これから調査委員会を設置すると語ったが、アマースト校の教員は圧倒的な多数で不信任案を可決した。

記事には、総長に向けられた「(調査委を作るというのは)聞いている私たちがそう言えば喜ぶと思って言っているだけ」「いろいろとお話をするのはお上手なようですが、私たちはあなたの行動しか信じません」などの教員のコメントが紹介されている。

トップダウンの大学運営指向とか、構成員への説明不足による経営陣への不信感の増大とか、身近な現実とかなり重なって見えてしまう。そんなふうに感じる大学教員は、いたるところにいるような気もする。

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2007年 5月 26日 午前 12:00 | | この月のアーカイブへ

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