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2007.04.15

バグダッドのグリーンゾーンから

Jane Stillwater's Report from Iraq ― ごく普通のアメリカのおばあさんによるバグダッドからの現地報告です。ブッシュ大統領の私邸があるテキサス州 Crawford で出版されている月刊誌 The Lone Star Iconoclast オンライン版に3月末から連載されています。

一応、記者としてバグダッドのグリーンゾーンに入り、イラク軍の要人にインタビューしたり、米軍の記者会見に出席したりしながら、もっと日常的な観察をこちらの連載に書いているようです。もともとブッシュ大統領の始めた戦争については深く懐疑的だったスティルウォーターさんが、バグダッドに来る前には即時撤退が最善と考えていたけれど、米軍の存在ゆえにわずかながら存在するグリーンゾーンの小康状態の中で外の世界から遮断されて暮らすうちに、それすらも判断できなくなったと語っているのが印象的です。

最初こそ健気に楽しそうに書いていた彼女は、グリーンゾーン内の議会の爆破事件に接し、出国を決意しますが、混乱でそれすらもかなわない状態にいます。

高遠菜穂子さんたちが拉致されたころ、アメリカが始め日本も支持した戦争によってイラクはとんでもないことになってしまったと思ったものですけれど、記者ですら米軍管理区域から一歩も出られず、爆破事件と隣り合わせにいる今は、あのころよりもはるかに悪い状態になってしまったことを思い知らされます。

イラクのことを書きながらも、私は憲法のことを心配しています。自衛隊がイラクに行って復興支援に活躍したのだなどという話が全く説得力を持たないことを、しっかりと記憶しておきましょう。

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2007年 4月 15日 午前 12:00 | | この月のアーカイブへ

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