アメリカ議会での証言
2007年2月14日にアメリカ議会下院外交委員会アジア太平洋地球環境小委員会の公聴会におけるJan Ruff O'Herne さんの証言。
オハーンさんは1923年にジャワ島で生まれたオランダ人。1942年、彼女が19歳の時、日本軍がジャワ島を侵略し、彼女は強制収容所に入れられた。
収容所に入れられて2年経った1944年、日本の高級将校が何人か収容所にやって来ました。下された命令は、17歳以上の独身の女子は全て整列せよ、というものでした。将校たちが並んでいる私たちのところに来て、選別が始まりました。
不幸なことにオハーンさんも選ばれ、軍(army)のトラックでセマランの慰安所に連れて行かれる。
その後に続く何か月にもわたる日常の記述を、私は訳すべきなのだろうが、今はその自信がない。
15年前、彼女は韓国で声を上げ始めた元慰安婦たちのことを報道で知り、自らも日本軍によって強制的に慰安婦にされたことを語り始める。そして、元慰安婦の支援や、戦時下の女性の保護の活動を行なってきた。
もう残された時間はあまりありません。60年もほったらかしにされた「慰安婦」には正義が与えられるべきです。慰安婦たちには、日本政府から、安倍晋三首相本人から、正式な謝罪が与えられるべきです。日本政府は、自らの戦争犯罪について全面的に責任を負う必要があります。
O'Herne さんの名前、そしてこの証言のページは、3月1日の安倍首相の発言に対するオーストラリアでの報道(The Age 紙、Abe ignores evidence, say Australia's 'comfort women')を通じて知った。
2007年 3月 3日 午前 12:00 | Permalink | この月のアーカイブへ
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コメント
3月5日の記事に「彎曲していく日常」ブログ( http://d.hatena.ne.jp/noharra/ )からいただいたトラックバックで、「机の上の空 大沼安史の個人新聞」に O'Herne さんの証言全文が訳出されているのを知りました。
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2007/02/for_the_record_c3ca.html
ぜひお読みください。
投稿: うに | 2007/03/07 8:39:59