懐かしい土地の名前を聞いて思うこと
イラク戦争の開戦4周年を前に、私たちにとって既に少し懐かしいものになりつつあるサマワという地名の入ったニュースが先週の金曜日に発信されていた。ニューメキシコ州 Socorro という人口9,000人足らずの小さな町(Google Maps の航空写真)の新聞だ。
Veteran To Talk About Depleted Uranium ― ニューヨーク州の警察に勤務する Herbert Reed さんはイラク戦争の帰還兵だ。2003年に、イラク南部サマワで、戦闘によって破壊された駅の警備にあたっていた。オランダ軍が通りかかり、そこは危険地域だからすぐに立ち去るようにと彼に警告したが、リードさんは既に空中の劣化ウラン粉塵を吸い込んでしまっていたらしく、やがて、彼は体に変調をきたす。
リードさんの話は、以前にも取り上げたことがある(昨年8月16日の記事)。彼が患っている症状や、アメリカの陸軍病院での対応、ドイツでの検査結果などについては、そちらを参照されたい。
ニューメキシコ州議会上院で劣化ウランによる健康被害を訴える帰還兵の医療支援を定める法案(たぶんこれのことだろう)が審議されていて、リードさんはその応援のためにニューメキシコ各地で講演を行なっているのだという。
サマワに駐屯していた陸上自衛隊の人たちは大丈夫だったのだろうか。便りのないのはよい便り、であることを祈る。
自衛隊が送り出されるのを無念にも許した時、私たちは、戦争がよかったかどうかはともかく、戦後の復興に手を貸すのだという、まことしやかな説明を聞かされた。私たちは、いや、戦争は終わっておらず、占領の実態は戦争の継続であると訴えた。私たちの判断が正しかったことは、その後の歴史が物語っている。
今まだ日本は航空自衛隊による輸送活動という形で、占領に、戦争に、手を貸している。それは正義ではない。イラク特措法の延長に反対の声をあげよう。
2007年 3月 20日 午前 12:45 | Permalink | この月のアーカイブへ
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