鳥はどこへ行った
イギリスの愛鳥協会(The Royal Society for the Protection of Birds)は、毎年、1月下旬に会員に呼びかけて、家の庭にどんな鳥が来ているかを観察し報告する Big Garden Birdwatch を催している。今年は1月27、28日の週末に40万人を越える人々の参加のもとに行なわれた。
3月26日に発表された集計結果によれば、ウタツグミ(song thrush)が昨年より65%減、クロウタドリ(blackbird)が25%減など、軒並み、昨年に比べて鳥の数が激減している。今年がヨーロッパ全体で暖冬だったためイギリスに渡ってくる鳥が少なかったこと、林などで木の実が豊富だったため人家の庭に来る鳥が少なかったこと、などが原因と考えられるとのことだ。気候の変化によって鳥の行動パターンが変化しているのである。観察の始まった1979年と比べると、スズメが56%、ムクドリ(starling)が76%減っているのに対し、ハトが数倍に増えるなど、生態系全体で大きな変動があるようだ。
「沈黙の春」はまだ来てはいない。しかし、変化は着実に進んでいる。
アオガラ(blue tit)の写真は markkilner さんが Flickr で CC-by-nc で公開しているもの。1月24日撮影。
2007年 3月 27日 午前 12:00 | Permalink | この月のアーカイブへ
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