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2007.02.11

コロンビアで同性カップルの権利拡大

Colombia court backs rights for gay couples ― ボストン・グローブ紙の記事。南米コロンビアで、憲法裁判所が同性のカップルにも結婚による配偶者と同じ相続権を認める判決を下した。

Colombia Diversa webpage記事によれば、コロンビアでは、異性のカップルならば、2年以上同棲を続けていれば、教会で結婚した夫婦と同等の相続権を認めている(= common-law marriage)。1999年以降、4回にわたって国会では、同性のカップルにもその適用範囲を広げる議案が審議されてきたが、いまだ採択には至っていない。昨年10月に上院で同性のカップルにも社会保障、医療、相続の権利を広げる議案が可決され、現在、下院で審議されているとのこと。採決は6月に予定されている。今回の判決は、司法判断でこの法の空白を補うもの。判決は9人のうち8人の判事によって支持され、残り1人は、より広く同性カップルに権利が認められるべきだとして棄権した。

保守的なウリベ大統領も、同性カップルの経済的な権利確認には賛成しているらしい。カトリック教会も、同性婚と同性カップルによる養子縁組には依然として反対しているものの、今回の判決には異議を唱えておらず、Fabian Marulanda 大司教は相続権に関する今回の判決は教会の道徳や倫理に何ら抵触しないとの見解を発表している。

ラテンアメリカでは、ゲイ、レズビアン、トランスジェンダーの人たちに対する差別は伝統的に強いが、ブラジルが2000年に相続、社会保障に関して同性カップルに権利拡大を行なったほか、メキシコシティー、メキシコの Coahuila 州、アルゼンチンのブエノスアイレス、ブラジルのいくつかの州で同性カップルの民事婚(civil union)が認められている。エクアドルでは、1998年の改憲で、性的な指向による差別を禁じている。

性的マイノリティの法的権利について最近書いた記事(「最近」のつもりだったら、もう2か月も前だ…):

上の画像は判決を伝える Colombia Diversa のホームページ。

TransNews Annex ブログにイタリアでの動きに関する記事がありました。トラックバックをお送りします。

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2007年 2月 11日 午前 12:00 | | この月のアーカイブへ

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