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2007.01.18

ネオリベの夜は南から明ける

今週の月曜(1月15日)、南米のエクアドルで Rafael Correa 大統領が就任した。就任演説でコレア大統領は、ラテンアメリカ独立解放の父シモン・ボリバルの剣をかざし、「長かった新自由主義の夜が明けつつある」と語ったという。労働の流動性やアウトソーシングが雇用の不安定化を招いたこと、そして新自由主義的な経済政策がラテンアメリカでは貧困と格差を増大したことを指摘した(IPSの記事)。「人間の労働を単なる商品とすることは許されない」とも語った。最近ラテンアメリカで高まりつつある流れを彼は「21世紀の社会主義」と呼んだ。就任式に出席したラテンアメリカ諸国の指導者のそうそうたる顔ぶれのなかにフィデル・カストロの姿がないことも、新しい世代の到来を告げる演出のようにさえ思えてしまう。

「私には夢がある。激しい貧困のない国、子どもたちが道で物乞いをしなくてもよい国を目指す。富の華やかさはないが尊厳があり幸せな国家を作るのだ」と語るコレア大統領を、保守的で伝統的な権益を代表する議会が待ち受けている(AP電)。

就任演説ではまた、南米諸国の「統一」への夢が語られた。12月のコチャバンバ会議で討議された話題だ。ボリバルが果たせなかった夢。それへの道は依然として長く曲がりくねったものだと思うが、合州国の覇権にとことん対抗しようという意志をラテンアメリカの人たちが固めつつあることは間違いない。

Rafael Correa, by colonos

写真は Flickr で colonos さんが CC-by-nc-sa で公開している選挙遊説中のコレアさん。昨年11月の選挙戦終盤に撮影されたものらしい。ちょっと、かっこよすぎ。

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2007年 1月 18日 午前 12:00 | | この月のアーカイブへ

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