モガディシュの図書館で
In Heat of War, a Literary Refuge ― ソマリアのモガディシュの様子を伝えるワシントン・ポスト紙の記事。遠くではまだ銃声が聞こえるが、Mogadishu Public Library という図書館では、静かに本を読む人がいる。公共図書館と名付けられてはいるが、民間の出資で運営されており、約7千人が利用する。蔵書数は約3万1千冊。実用書がほとんどで、文学や思想関係の本はほとんど見あたらない。街に以前あった本屋も戦乱で閉店してしまい、今では書籍は文房具屋で売られている。
1993年に米軍の Black Hawk ヘリコプターが撃墜された事件の後、去年(2006年)暮れのエチオピアによる侵攻まで、私の意識の中では、ソマリアは「アフリカの角」の飢饉の一部としてしか存在していなかったのだけど、ずっと内戦が続いていたようだ。英インディペンデントの記事 Conflict in the Horn of Africa: The streets of Mogadishu (1月19日付け)が記憶の隙間を埋めてくれる。それによると、例えば日本外務省の年表からは浮き上がっては来ないが、昨年6月にイスラム法廷連合(Islamic Courts Union)が制圧してからは、モガディシュは非常に平穏だったのだそうだ。それがまた、エチオピアを後ろ盾とした暫定政府勢力による巻き返しと、今月に入ってのアメリカによる掃討作戦によって、また争乱状態に戻ってしまったようだ。
読み終わった英語の本とか、送ってみたらどうだろうと思ったのだけど、日本郵政公社は現在、ソマリアへの郵便物を一切扱っていない(お届けできない国・地域一覧)。
2007年 1月 29日 午前 12:00 | Permalink | この月のアーカイブへ
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コメント
こちらなんかはどうでしょう?
http://www.jca.apc.org/sva/index.html
これ、ずっと前はブックオフのサイトにも紹介されていたと思うのですが、今はのせてないみたいです。
投稿: winter-cosmos | 2007/01/29 4:10:51
ワシントンポスト紙の写真と同じのがこのサイトのトップに載っていました。
"Zaylai Foundation"
http://www.zaylaifoundation.org/
イギリスにある慈善団体です。ここが経営しているのでしょうか?寄付本を募っているのですが、送る本の種類を限定しているようです:
http://www.zaylaifoundation.org/bookpol.htm
やはり実用的な本が求められているみたい。
"Please DO NOT SEND any of the following"の中に"Paperback romance novels"とありました…
他にもアフリカに本を送る団体があります。アメリカの団体ですが:
"Books For Africa"
http://www.booksforafrica.org/
それらの団体を通じて送るというのが目下取れる手段かと思われます。
投稿: bakocutei_ponta | 2007/01/29 7:15:21
winter-cosmosさん、
ソマリアにこだわらなければ、いろいろと私たちが役に立てそうなところがあるんですね。ありがとうございました。
bakocutei-pontaさん、
追跡調査、さすがですねえ。もしかして郵政公社へのリンクが起動スイッチだったのでしょうか。情報m、ありがとうございます。
投稿: うに | 2007/01/29 23:58:08