蹴るパレスチナの女たち
Palestinian women claim place in soccer ― AP電。パレスチナの女子サッカー・ナショナルチームを紹介している。
アラブ世界では、女子サッカーは歴史も浅く規模も小さい。パレスチナに最初に女子サッカーのチームができたのは3年前のことである。現在でも4チームしかなく、リーグも存在しない。サッカー協会は予算のほとんどを男子サッカーに回してしまうので、女子チームは海外遠征もままならない。フィールドも男子チームが使うので、ふだん、女子チームはテニスコートなどで練習している。
イスラム教徒の間では、女がサッカーをすることに否定的な意見もあり、ナショナルチームの選手の3分の2はキリスト教徒だ(イスラエル占領地域におけるキリスト教徒の比率は2%にも満たない。ヨルダン、レバノン等の難民キャンプでの比率は約8%。ei の記事による)。ムスリマの選手は、スカーフをかぶり、長いショーツをはいてプレーする。
残念ながら、パレスチナの女子サッカー・ナショナルチームは今まで一勝もあげることができずにいる。FIFA のランキングを見てみた。パレスチナは、男子は206か国中137位に入っているが、女子は表に載ってさえいない。パレスチナ・サッカー協会のサイトを見ると、「女子チームの練習風景」という写真があるのだけれど、アラビア語が分からない私には記事へのリンクとかは見つけられなかった。
この夏のイスラエルによるガザ攻撃の間は、練習もできなかったという。そして、攻撃が止んでも、イスラエルによる移動禁止措置によって、ガザの選手と西岸地区の選手はいっしょに練習することもできない。海外遠征の際、試合に先立って、はじめて揃って練習することになる。
ナショナルチームを、あるいはパレスチナでの女子サッカーそのものをサポートするようなことってできないかなあ。日本に招いて練習合宿してもらうとか。パレスチナに興味のある市民だけでなく、サッカー好きな人たちはもちろん、スポーツ系の国会議員とか、企業とか、ちょっと意外な組み合わせで活動できそうな気がするのだけれど。
2006年 12月 16日 午前 12:00 | Permalink | この月のアーカイブへ
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