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2006.12.19

ダリット、寺院に入る

Caste Hindus agree to allow Dalits into temple ― インドの The Hindu 紙の記事。インド東海岸オリッサ(Orissa)州ケンドラパラ(Kendrapara)地方のケレダガダ(Keredagada)という村にある ジャガンナート(Jagannath)を祀った創建300年になる寺院に不可触民ダリットの立ち入りが認められたと伝えている。The Statesman 紙にもう少し詳しい記事がある。

4人のダリットが12月14日に寺院の構内に入ったため、カースト・ヒンズーたちが怒り、緊張が続いていた。ダリット階層の人たちはヒンズー寺院に立ち入ることが許されておらず、この寺院では外壁に9つの穴が設けられており、彼らはそこから寺院内の神体を拝謁(darshan)し、礼拝(puja)を行なっていた。今後、その穴は取り壊され、新しい門が建設されるとある。はっきりとは書かれていないが、ダリット専用の入り口が作られるという意味だと思う。

ダリットの入場に抗議して祭司たちが職場放棄し、上位階層の住民がハンスト(dharna)を行なうなどしたが、カニカ王国の王の子孫である Rabindra Narayan Bhanjdeo 氏や中央政府の高官が説得にあたり、話し合いがまとまったらしい。立ち入りの強行は、高等裁判所が「すべてのヒンズー教徒に寺院立ち入りの権利がある」という裁判所命令を発したことを受けて行なわれたらしいが、司法の範囲を逸脱した命令だという非難も一部から出ているらしい

封建的な考え方から、平等や共棲を介入によって実現しようとする国家の意志まで、ものすごく多様な価値観がぶつかりあう場だったのだろうなと思う。どちらかと言えばいい方向への歩みが始まっているように私には見えるけれど、どうなんだろう。

ダリットに対する差別や、それに対抗した闘いについて知るのにあたって、ambedkar.org と、キリスト教系支援団体 Dalit Freedom Network が rss 配信を行なっているのを知った。しばらく購読してみるつもり。差別は、遠くの、習わしの異なる国の話ではなく、私たちの身近に残っている問題だと思う。きっと何か学べるものがあるはずだ。

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2006年 12月 19日 午前 12:00 | | この月のアーカイブへ

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