独裁者の名前
実は私も、かれこれ20年近く気にしていたのですが、今さらだれかに聞くのも恥ずかしくて、そのままにしていたことが解説されていました。"How do you pronounce Pinochet?" ― Slate 誌に載っていた Daniel Engber さんによる解説です。今月の10日に死んだチリの独裁者 Augusto Pinochet 将軍の名前の発音についてです。
日本の新聞はみんな「ピノチェト」と表記していると思いますが、英語のニュースとかを聞くと、「ピノシェイ」みたいに発音していることが多いですよね。結論から言うと、「ピノチェト」でも「ピノシェト」でも「ピノチェ」でも「ピノシェ」でもいいそうです。
フランス系の名字だから「ピノシェイ」と発音するのかなと考えていたのですが、それもある(ブルターニュ地方の名字だそうです)けど、チリでは、
- 上流階級の丁寧な話し方では ch は「チ」の音だけど、民衆のくだけた話し方では「シ」に近くなる
- 会話では、語末の t は脱落することが多い
ので「ピノシェ」になるのだと説明されています。彼自身がどう発音していたかに関しても、諸説あるそうです。
考えてみれば、彼がクーデターで倒したアジェンデだって、「アイェンデ」とも「アリェンデ」とも読めますものね。どれか一つが絶対的に正しいということはないんだ。
あ、ところで、この記事のタイトルを見て、「…は安倍晋三だ!」とか続くと思った人がいらっしゃいましたら、ご期待に添えず、すみません。まあ、彼は民主的に選ばれた人ですからね。もちろん、ヒトラーだってそうだったわけですから、しっかりと批判すべきところは批判していかないと、この先、どうなるかは分かりませんけれど。
2006年 12月 20日 午前 12:00 | Permalink | この月のアーカイブへ
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