イラクを忘れない
Iraq: over 3,700 civilians killed in October in new monthly high, UN reports ― 国連の発表によれば、2006年10月の一か月の間に殺害されたイラクの民間人は3,709人に上り、過去最高を記録した。民兵組織の活動が活発化していることによるもので、被害者の多くは手錠をかけられたり目隠しをされたり、拷問の跡が残っていたりといった状態で殺されているのが見つかったらしい。民兵だけでなく、警察や軍の制服を着用した者の犯行が目撃された例もある。警察に民兵組織関係者が潜入していたり、警察が民兵組織と癒着していたりするほか、警察の腐敗も進んでいる。司法制度も崩壊している。
2か月で18人のジャーナリストが殺され、表現の自由が脅かされているとか、マイノリティへの弾圧が強まっているとか、女性に対する「名誉殺人」や誘拐、レイプなどが増えているとか、学校への攻撃が頻発し、今年に入ってから300人を超す教員が殺害されている(学校や教師が置かれている状況については、IRIN にも報告がある)とか、まさに泥沼とか地獄絵といった表現が相応しい状態だ。その他、UN Assistance Mission for Iraq (UNAMI) の発表は、貧困化も急速に進んでおり、安全と経済的な安定を求めて、前代未聞の国内避難民の移動が生じているとしている。
こうなることは最初から分かっていて、心ある人々は世界で「武力で平和は築けない」と強く訴えたわけだけど、3年前も今も、世界は歴史から教訓を学べないお馬鹿さんたちに牛耳られている。日々のやり取りでは「馬鹿は相手にしない」と決めていればいいことだけれど、社会全体がずるずると劣化していくのは、目や耳を覆っても止まるわけではないのだから、困ったことだ。
ところで、今でも航空自衛隊が多国籍軍に参加して物資や兵器の輸送活動にあたっているわけだけど、いったい毎日いくらぐらい使っているのだろう。大義なき侵略行為に荷担しながら国内では生活保護費の削減って言われても、納得できない。
2006年 11月 24日 午前 12:00 | Permalink | この月のアーカイブへ
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