大阪の街と、ゲイと、憲法と
昨日、昼休みにネットを見ていたら、朝日新聞に
同性愛者の「結婚」も市長が祝福 大阪市が活性化戦略
大阪市民であれば、ゲイやレズビアン同士の「結婚」を、市長が祝福します――大阪市は17日、街の活性化を目指す「創造都市戦略」骨子案を公表し、参考としてこんなプランを披露した。担当者は「議論はあるだろうが、多様性を許容するざっくばらんさが、大阪らしいのではないか」と話している。 … お金をかけない「既存施設の活用」の項目で挙がったのが、結婚祝福式だった。市内に住むカップルを月1回、10組ほど募り、市役所1階ホールで、市長がお祝いカードや握手などで祝福する。 … 同性愛者ら国内では法的に結婚できないカップルも対象。行政が多様な人の生き方を積極的に認めることで、「本当に人にやさしいまち大阪」を目指すという。
という記事が載っていて、けっこういい話だなあ、と思った。夜また新聞を見たら、こんな記事もあった。同性愛者の人権に関しては、市役所のほうが地域よりも一歩先を行っているのかもしれない。
「ダブルに男性同士」宿泊拒否ダメ 大阪市、ホテル指導
ダブルの部屋に男性2人で宿泊するのを拒否したのは旅館業法(宿泊させる義務)違反にあたるとして、大阪市保健所が同市内のホテルに対し、営業改善を指導していたことが18日、わかった。 … 男性らの話によると、16日にインターネットの宿泊予約サイトを通じ、ホテルのダブルの部屋に、21日から1泊の予定で予約を入れた。しかし同日夜、ホテル側は「男性同士でダブルは利用できない」と電話で宿泊を拒否。17日、ホテルに再度連絡したが、同様に断られたため、保健所に通知したという。
ふと思い立って自民党の「新憲法草案」を見てみた。法の下の平等を定める第14条には、障害の有無による差別の禁止が加えられたが、性的指向に関しての言及はない。婚姻について定める第24条は現行のままで、婚姻は「両性」の合意のみに基づいて成立するとしている。おそらく異性間の結婚だけが認知されていると考えて間違いないだろう。
なんだよ、今の憲法は古くなったから「新しい時代にふさわしい憲法」を作るんじゃなかったのかよ。全然だめじゃん。
改憲案は、とかく「自衛軍の保持」(第9条)や「軍事裁判所の設置」(第76条)ばかりに目が行ってしまいがちだが、「新しい、新しい」という掛け声に騙されず、わざわざ憲法を変えるなら必ず書き込まれるべきことがちゃんと書かれているか、しっかり吟味しなくては、と思った。
2006年 10月 19日 午前 12:00 | Permalink | この月のアーカイブへ
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