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2006.09.19

地球の裏側

Antipodes Map

この地図、何だか分かりますか? そう、対蹠点(antipodes)を投射した地図です(このサイトの画像から部分的に切り取らせていただきました)。南アメリカ大陸沖の南大西洋に、わが愛する日本列島が見えます注1。琉球弧がパラグアイまで伸びています。韓国の済州島のあたりにあるのがウルグアイ、中国の沿岸部にあたるのがアルゼンチンです。大西洋上で、中国とロシアとモンゴルの国境線が交わっているところのちょっと右、ちょうどハイラルあたりになるでしょうか、島がありますよね。その名前は…

Brazilian television calls Malvinas "Falklands" ― ウルグアイの通信社 MercoPress の記事です。ブラジルのテレビ局の国際放送 TV Globo が自然探訪番組の中で「フォークランド諸島」という呼称を使ったことをアルゼンチンの通信社 Agencia Diarios y Noticias が非難したと伝えています。

日本ではこの島々をめぐる1982年の戦争をイギリス風に「フォークランド紛争」と呼ぶことが多いと思うのですが、アルゼンチンはこの地域の領有権を主張していて、「マルビナス諸島(Islas Malvinas)」と呼んでいるのだそうです。「1833年以来、イギリスによって不法に占領されている」という認識で、その点に関してはブラジルのルラ大統領も支持しているため、今回のブラジルのテレビ局の言動は許し難いとのこと。

私は地球のこっち側にいるので、「あー、そーですか。大変ですね。いろいろ意見はあると思いますが、戦争とかしないで、仲良くやってくださいね」程度の感想しか思い浮かびません。きっと地球の裏側にもブロガーがいて、日本についてのニュースを読んで、「なるほど。日本海という呼び名がそんなに大切なんですね。で、北東のほうにある島々はロシアが返してくれなくて、西のほうの島は韓国に不法に占拠されていて、南の端の島は中国と争っているんですか。いろいろ大変ですね。でも、戦争とかしないで、仲良くやってくださいね」とか書いているんじゃないでしょうか。

ちなみに、フォークランド紛争について調べると、アルゼンチンの軍事政権が国内の不満の矛先を逸らすために起こした軍事行動、みたいに書いてありますね。ありがちなパターンと言うべきでしょうか。気をつけたいですね。どこかの「岩」とは違って、2千人以上、人が住んでいるそうですから、大ごとですが。

注1:だれですか、この部分を笑うところだと勘違いしたのは。時流に乗って、ほんのちょっぴり愛国者ぶってみただけですよ。主義主張を曲げたり、うそをついたりしてまで生きていこうとは思いませんが、これからの時代、ちょっとした言葉遣いで、人生を棒に振らなくて済むかもしれないし。でも、そういうことを気にしながら書くと、書きにくいですね。うまく表現できない。この記事、ひょっとすると、ものすごく誤解を受けるかも。

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2006年 9月 19日 午前 12:00 | | この月のアーカイブへ

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コメント

あう、「ハイラル」にしっかりリンクが・・(笑)

投稿: 主義者Y | 2006/09/22 2:30:30

主義者Yさん、お帰りなさい!
ハイラルの見聞記は、多くの人に読まれるべきだと思って、リンクさせていただきました。でも考えると、私のブログからリンクを張っても、「多くの人」が見に行くわけではないか。読んでる人、少ないし。(笑)
地理的に対蹠点だっていうだけで、記事の内容に直接関係なかったので、トラックバックはしませんでした。ひっそりリンクして、ごめんなさいね。

投稿: うに | 2006/09/22 23:08:51

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