ブイヤット湾裁判でニューモント社幹部が証言台に
2年近く前から継続的に取り上げているインドネシア・スラウェシ島ブイヤット湾公害訴訟では、前回の記事からまだあまり時間が経っていませんが、二回の公判が開かれたもようです。
8月25日には、検察側の証人と思われる海洋生物学者が証言しましたが、記事から察するに、反対尋問にまともに答えられず、信頼できないという印象を残してしまったようです。同日の様子を伝えるAP電は、ニューモントの現地法人 Newmont Minahasa Raya の社長 Richard Ness 氏が勝訴の自信を示す発言をしていることの報道に記事の大半を割いています。曰く、ニューモント社は操業中、一日0.11オンスの水銀しか排出していなかったと語っています。9年半の操業全体で1リットルぐらいだとも言っていますから、約3ccじゃなくて約3gという意味でしょうか。公害の実態が水銀汚染という線は早いうちから消えているので、実質的な意味のある発言とは思えないのですが、記事にしやすい喩えなのかな、と思いました。
9月1日には、Ness氏がはじめて証言台に立ちました。汚染を全面的に否認し、操業はインドネシアの法制の下で合法に行なわれたと主張したもようです(AP電前半、後半、ロイター電前半、後半)。通信社は伝えていませんが、ジャカルタ・ポスト紙は裁判の判事が賄賂を受け取った疑惑を同時に伝えています。
次回公判は9月22日。判決は数か月先だろうと報じられています。
2006年 9月 4日 午前 12:00 | Permalink | この月のアーカイブへ
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