ブイヤット湾に関する報道、2006年夏
2年近く前から、インドネシア・スラウェシ島ブイヤット湾住民の間で原因不明の病気が多発しているとされる問題について、継続的に取り上げてきています。金の採掘で出た廃棄物の投棄によるのではないかという可能性が指摘されており、原因究明の難しさ、国や企業の責任の取り方、患者に対する誹謗など社会的な被害の点で水俣病と似ているところが多くあります。
前回は7月のはじめに書きました。7月から8月半ばにかけて、見つけることができた報道は3点だけです。"Govt confident of winning Buyat case" (7月5日、ジャカルタ・ポスト紙)は、マナド地裁で争われている刑事裁判について、環境大臣が勝訴に自信があると語ったと伝えています。実際には因果関係の立証があいまいで、苦しい裁判になっているのではないかと思われます。"Indonesia prosecutor rejects new Newmont water tests|Reuters.com" (7月21日、Reuters電)では、被告のニューモント社側が水質検査を新たに行ないたいと申し出たのに対し、原告の国側がそれを拒否したことと、裁判所が9月上旬ないし中旬の結審を示唆したことを伝えています。"Newmont to submit new water sample" (7月31日、ジャカルタ・ポスト紙)は、裁判所が新たな水質検査結果の提出を認めたと伝えています。その後、投資家向けのウェブサイトなどでは、新たなサンプルからは水銀、ヒ素に関して環境基準を下回る値しか検出されなかったという話が出ていますが、新聞報道はまだ見あたりません。
2006年 8月 22日 午前 12:00 | Permalink | この月のアーカイブへ
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