« メールと大量破壊兵器 | トップページ | マニラはTシャツ日和 »

2006.02.25

EDSA 2.9

人差し指と中指で作るサインはVサイン。意味は平和(ビース)。たしか、イギリスのチャーチル首相が戦争に勝ったといってこの仕草をしたのがはじまり、という話を聞いたことがあります。

人差し指と親指で作るのは“L”の文字。意味は?ヒントはここ

正解は "laban"、フィリピンのタガログ語で「闘う」という意味だそうです。Lサインがシンボルだった People Power Revolution でマルコス独裁政権が倒されたのはちょうど20年前の今日のことです。マルコス大統領の最後の演説とか、開票を不正から防ぐためにエンリレ国防相が自ら銃を持って投票箱を護衛して移動させているところとか、コラソン・アキノ大統領が支持者に感謝する演説の中でラモス将軍の名前を挙げたら、彼が立ち上がって敬礼したのだけど彼女がなかなか気が付かなかったところとか、ほとんど中継で見ていたような気がします。もしかするとフィリピンって、20年前のほうが日本人にとって心理的に近かったんじゃないでしょうか(まだ第二次世界大戦のことを私たちが覚えていたから?日本の資本がマルコス独裁政権と癒着していたから?)。

1986年2月のピープル・パワー革命は、現地では"EDSA I"と呼ばれることが多いそうです。"EDSA" は、マルコス反対派が集まったマニラの Epifanio de los Santos Avenue 通りの略称。カトリック教会マニラ司教区の聖堂がここに建っているんだと思います。"I"は、"II"があるからそう呼ばれるわけで、2回目は2001年にエストラーダ大統領を辞任に追い込んだ政変を指すのだそうです。

EDSA I 以降、特に貧困の問題が解決されたわけでもないし、結局、政界は汚職や腐敗に逆戻りしてしまったし、20年前のこの変革自体の評価も、決してよいわけではないようです(Time Asia の記事Indymedia Quezon City の記事)。

EDSA 20周年を前に、クーデター計画が発覚したとして、アロヨ大統領(PGMA)が緊急事態宣言を出したフィリピン(拘束された軍関係者が証拠不十分で釈放されたとの報あり)。EDSA III となるのでしょうか。

そんな中、Aquino 元大統領が貧困撲滅のためにマイクロファイナンスの確立を、と呼びかけていると書いてあるのを見て、やっぱり社会変革は草の根からかな、などと考えました。

今まで、マイクロクレジット/マイクロファイナンスについて言及した記事:

Tags: , ,

2006年 2月 25日 午前 12:00 | | この月のアーカイブへ

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: EDSA 2.9:

コメント

コメントを書く