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2005.12.06

アメリカ海軍の軍拡計画

Navy to Expand Fleet With New Enemies in Mind ― ニューヨークタイムズ紙の記事。12月3日に書かれたようですが、5日付けになっています。アメリカ海軍は2020年までに現有の艦船281隻に32隻上積みして313隻の布陣にするという計画を立てているとのこと(何を数えて281だの313と言っているのか、私には分かりませんでした)。この計画は来年2月に正式発表になるのだそうです。

冷戦末期、1987年に保有艦船数568で頭を打った後、着実に減ってきたのだけれど、中国の海軍が増強し、かつ現代化してきたのに対抗するため、またテロなどの変則的な戦闘に備えるため、軍拡に転じるとのこと。議会で予算が大幅に付くとは考えられないので、人件費を圧縮したり、造船業者に費用削減を要求していくことになりそうだと書いてあります(姉歯さん、出番ですよ、という冗談を言いたいところですが、彼の建てた建物に住んでいる人たちに失礼にあたるかもしれませんね)。

建造に一隻当たり300億円ぐらいしかかからない littoral combat ship (沿岸戦闘艦?聞いたことないなあ)という小型の船を55隻も作る反面、destroyer (駆逐艦、自衛隊的には「護衛艦」?)の増強計画は当初の20隻台から7隻にまで縮小。ミサイル防衛用の Cruiser (巡洋艦)が19隻。Attack submarines (攻撃用潜水艦?)は現在50隻超ありますが、48に削減される予定です。Amphibious assault ships (強襲揚陸艦)は31艘作られます。空母は一艘減って11隻。

配備の順番などから考えると、短期的には中国からの脅威は少ないとし、中国の潜水艦、巡航ミサイル等の脅威は10年後以降に備えればよいという判断がうかがえるのだそうです。

はあ。やっぱり『護憲派のための軍事入門』の知識だけでは読み解けませんねえ。努力はしているんですが。世の中には、こういうのがやたら好きな人たちもいるんですよね。おもしろいものです。もしそういう人がこれを読んでいましたら、littoral combat ship の訳語とか教えてください。でも、コメント欄を乗っ取るようなことはしないでね。 

2005年 12月 6日 午前 12:00 | | この月のアーカイブへ

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コメント

マニアではないですが、Littoral Combat Ship は「沿海域戦闘艦」「沿岸戦闘艦」と訳することが多いようです。巷では LCS の方が通りが良いようですが。
造船の状況は、ここが参考になります。
http://www.naval-technology.com/projects/littoral/

投稿: shoumin | 2005/12/06 8:29:31

shoumin さん、お忙しい中、情報ありがとうございました。それにしても shoumin さんが、軍事の方面に強かったとは! う~ん、あなどれない。

投稿: うに | 2005/12/06 22:36:53

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