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2005.12.31

革命的税制改革

中国の新聞(人民網)を見ていたら、全人代常務委員会が農業税を2006年1月1日より撤廃することを決定した、という記事がありました。農業税条例は1958年の全人代で定められたもので(下に挙げる記事によれば、2000年の税率で年間18キロの穀物の納入)、2004年から農業優遇策として減免が実施されてきたが、今回は行政措置ではなく立法措置として撤廃が行なわれるとされています。都市と農村との経済的な不均衡を是正するために行なわれるのでしょうね。

人民網英語版の記事は、もっと話が雄大で、そもそも農民への課税は春秋戦国時代に始められたもので、2,600年の歴史に終止符が打たれる、とされています。すげー。まさに「革命的」な出来事のように思われます。

私、共産主義のことを詳しく知らないので、封建領主-農奴の体制と変わることなく、商品取引を伴わなくても(剰余価値を生み出さなくても)、単に農業に従事しているというだけで課税されていた(これからも商売をすれば課税されると書いてあるので、今までは商売をしなくても課税されていたということだと理解しています)ということが驚きであったのですが、そんなものなんでしょうか。うーむ、そもそも、賃金労働者(プロレタリアート)と(自営の)農業従事者の間に厳密な線引きがあるということに納得できていないのかも。

補記:一々記す必要はないのかもしれませんが、念のため書いておきます。私のブログのコメントやトラックバックは、中国(にしろ、他のどんな国にしろ)を攻撃したり嘲笑したりする場ではありません。失礼な書き方のものは言語道断。一見まじめな議論を装っていても、主な意図が国家主義的、民族主義的な主張の伝播にあると私が判断するものは、消去も厭いません。

2005年 12月 31日 午前 12:00 | | この月のアーカイブへ

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コメント

お寺の鐘の音っていいなとこの時期になると思います。

投稿: さなえ | 2005/12/31 23:56:27

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