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2005.12.12

汕尾

武装警察による発砲で20人近くの住民が死亡したといわれる中国広東省汕尾(Shànwěi) 市の位置を示す地図を作ってみました。上記地図で桃色で示した部分です。テキサス大学 Perry-Castañeda Library で複製自由として公開されているものに彩色しました。

ここの東洲(Dongzhou)というところで、発電所の建設に反対して集まった住民に対し、12月6日夜、催涙弾や威嚇射撃の後、市民に対する発砲が起こったと伝えられています(ニューヨークタイムズ紙9日付け10日付け記事)。当局側発表は、死者は3名で、誤射だったというもの。

尊い人命を軽んじた中国警察当局の姿勢に抗議します。このような人権侵害に対して強く憤りを感じますが、私が日中戦争における数多くの殺害や略奪の反省を怠る歴代の日本政府を民主的に選択してきた日本国民である限り、発言の道義的な説得力が著しく損なわれてしまうことを、とても悔しく思います。

発電所建設による環境破壊、土地の強制収容などの問題が背後にあるようですが、これらは日本の社会も今までに経験してきた事柄です。それらの点で市民の交流ができるといいのですが。

2005年 12月 12日 午前 12:00 | | この月のアーカイブへ

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コメント

2008年に機会あって汕尾東洲に行きました。数年前までと打って変わって人口が1万人にまで減少したということです。発電所建設にあたって土地所有者への補償金を地元政府の官吏達が全て着服し、土地を失った人達が集団で抗議した際に20人が射殺され少なくとも50人が重症を負わされたのが実情だと聴きました。地元政府で極力もみ消されてきたのが、数年掛かってやっと中央政府に届き、死亡補償20万元、受傷者に1~2万元支払われることになって抗議活動は鎮静化したものの、多くの土地の人達が将来への希望を失って他の地域に移ってしまいさびれてきたということでした。その後も人民からの収奪はいろんな形で現在も続いていると聞きました。汚職摘発も中央での権力闘争の戦術で実際は(少なくとも周辺地域では)掛け声だけというのが現在の中国の実情のようです。

投稿: 椎名雅和 | 2008/05/14 19:28:46

椎名雅和さん、コメントありがとうございます。
かなり悲しい状況みたいですね。汚職とか、急にはなくならないでしょうね、きっと。

投稿: うに | 2008/05/14 23:29:02

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