« 小泉首相の靖国参拝を批判するボストン・グローブ社説 | トップページ | 君の名は »

2005.10.27

ローザ・パークスさんを悼む

その日、彼女は疲れていたのではなく、屈服することに飽き飽きしていたのだそうだ。席を譲ることを拒否できたのは、彼女が“疲れた裁縫女工”だったからではなく、長年の市民運動家だったから。彼女はその時、42歳だった。

アラバマ州の州都モントゴメリーで1955年12月から13か月(382日間)に渡って繰り広げられたアフリカ系アメリカ人によるバス・ボイコット。そのきっかけになったのは Rosa Parks さんが 12月1日の夜、人種隔離政策に基づいた市の条例の求めに応じて白人乗客にバスの席を譲ることを拒み、逮捕されたことだった。

Democracy Now! で、ボイコット運動のさなかのローザ・パークスさんのインタビューを聞いた。とても冷静な語り口が印象的だ。

50年。公民権運動の成果として、黒人の地位は大きく向上した。だけど、パークスさんはニューオーリンズの光景をどんな気持ちで見ていただろうなどとも思ってしまう。合州国の主流社会では、露骨な人種差別の制度はなくなったのかもしれないが、あらゆるところに冷淡な視線が存在し、共感や行動の欠如が見られるような気がする。地元紙 The Montgomery Advertiser の特集が、お金を使っているわりに心に訴えるところが少ないように見えるのもそのせいだろうか。

パークスさんの当時の年齢を見て、自分もまだ力を尽さねば、と気持ちを引き締めた。

2005年 10月 27日 午前 12:19 | | この月のアーカイブへ

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ローザ・パークスさんを悼む:

» ローザパークス女史 永眠 トラックバック 毎日が日曜日blog2
ローザ・パークスさんの訃報を「低気温のエクスタシーbyはなゆー」さんのブログで... 続きを読む

受信: 2005/10/28 22:05:26

» 公民権運動の母、ローザ・パークスのことを思う トラックバック 村野瀬玲奈の秘書課広報室
   数日過ぎてしまったけど、さる12月1日は、アメリカ史にとって重要な日でした。 アメリカ公民権運動が大きな前進をとげたきっかけになった、アメリカの黒人女性、ローザ・パークスさんのバス不起立...... 続きを読む

受信: 2011/12/11 12:17:43

コメント

コメントを書く