ルラ、危うし
全然知らなかったのだけど、ブラジルで Luiz Inácio Lula da Silva 大統領が危機に立っているらしい。"Lula: the dream is over" という OpenDemocracy の記事によれば、与党(労働党、Partido dos Trabalhadores)幹部の贈賄疑惑(野党の国会議員に金を渡し、国会での票を買っていた)が3か月ほど前に明るみに出て、ルラ大統領自身には疑惑は向いていないものの、辞任を要求するデモなどが起こっている。労働党は国民への謝罪を行なっている。
ルラはブラジル史上初の労働者階級出身の大統領であるが、貧困の撲滅などの公約はなかなか実現できておらず、支持率も低下しているそうだ。
詳しくは分からないけれど、巨悪がしたたかに隠されている一方で希望をもたらす力を持っているはずの人の比較的に軽い“罪”がことさらにあげつらわれているのだったら、どの国も同じだな、などと思ってしまう。
本文と全然関係ないのだけれど、Agencia Brasil の写真集が、出典さえ示せば自由に使ってよいということなので、写真を一枚入れてみる。Marcello Casal Jr. さん撮影。
2005年 8月 22日 午前 12:08 | Permalink | この月のアーカイブへ
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/12988/5576278
この記事へのトラックバック一覧です: ルラ、危うし:







コメント
ルーラが日本に来る2週前程から、疑惑事件が始まりました。
最初は、郵便局の入札に絡む贈収賄事件だったんです。
そのもらう方の疑惑の野党議員が、もっと大きな疑惑があるといって、労働党から毎月ほかの政権連立与党にお手当が出ていると、暴露しました。
その後、次から次と、新たな疑惑が出て来て、大河小説のように登場人物がいます。
どのように収拾するのか予想も付きません。
テレビの全国ニュースの半分は、この件ばかりです。
結局これが、ブラジルの政治風土ということでしょうね。
投稿 Sao Paulo | 2005/08/22 5:59:58
Sao Paulo さん、詳しい情報ありがとうございました。たしかコーヒー豆の話を書いた時も、いろいろと教えていただきましたよね。感謝、感謝です。
投稿 うに | 2005/08/22 21:10:38
こんにちは
親米とはいえぬルラ政権のこと。CIAあたりが政権
幹部をちょっとした犯罪に導いて失脚させるような工
作をしたりはしないのでしょうか。
陰謀論を信じるわけではないですが、ベネズエラあ
たりでも何か大きな動きが起きそうで、なんとなく怖
い気がします。
投稿 Rough Tone | 2005/08/25 20:03:52
ベネズエラ… 原理主義宗教指導者の「ファトワ」が出ましたからねぇ… (言った本人は「誤解だ」と取り消しているとのことですが。)
投稿 うに | 2005/08/25 21:34:40