日本人とアラブ人
Bassam Tayara さんの Le Japon et les arabes (日本とアラブ人)という本の紹介がエジプトの Al Ahram 英語版週刊誌に出ています。明治時代を中心に、日本とアラブ、とりわけエジプトがどのような関わりを持ってきたかを描いた本らしいです。
日本最古のアラブ人への言及は唐の肅宗(Sù zōng)帝に謁見した使節の記録である(「だいぢ」または「たし」と記されている)とか、14世紀に旅行家の Ibn Battuta が泉州について書いているとか、14世紀末には「ひしり・むする」という名前のアラブ人が日本に住んでいたとか、へぇ~、へぇ~連発です。その他、江戸時代には西川如見という人が『華夷通商考』でアラブ人のことを論じている、『三才図会』という百科事典にナイル川についてのかなり正確な記述が載っている、などなど。
明治に入ると、日本の使節団がエジプトを訪れたそうです。彼らはスエズ運河の建設や鉄道などに感銘を受けるとともに、なぜエジプトがヨーロッパの支配に屈してしまったのか、なぜモハメド・アリ(お約束のもう一つのリンク)のもとで近代化が進まなかったのか、などに興味を持ったそうです。自らが列強の植民地とならないために、そして自らの植民地支配に、それらの知見が活かされたのではないか、ということです。
柴四朗(東海散士)の『佳人之奇遇』にエジプトの抵抗運動の話が出てくるのだそうです。『佳人之奇遇』は岡島昭浩さんの「うわづら文庫」にありますね(1、 2、 3、 4、 5、 6、 7、 8、各ファイルとも4~5MBのスキャン画像PDF)。読んでみようかな。
2005年 8月 20日 午後 02:18 | Permalink | この月のアーカイブへ
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/12988/5553900
この記事へのトラックバック一覧です: 日本人とアラブ人:







コメント
ご紹介有り難うございます。リンクされているURLの「okajima」と「uwazura」の間にスラッシュをお願いいたします。
投稿 岡島昭浩 | 2005/08/30 13:47:16
岡島さん、ご指摘ありがとうございました。修正しました。
投稿 うに | 2005/08/30 14:00:32