ニコバル諸島、続報
Paradise lost: tsunami crushes age-old Indian tribe ― 昨年末の津波で被害を受けたインドのニコバル諸島からのレポート。インド国籍の人でも訪れるには政府の許可証が必要なこの地に外国メディアが入るのは非常にめずらしい。
Car Nicobar 島では、公式統計で850人が死亡、おそらくは被害は遥かに甚大だと言われている。いわゆる“文明から隔絶された”暮らしをしていたニコバル人だが、伝統的な漁業やココナッツ栽培が打撃を受け、“文明社会”に取り込まれつつあるらしい。部族社会は仮設住宅によって核家族化され、飲酒が増える、助け合いの精神が消えつつあるなど、社会に大きな変化が現われている。一方、復興はほとんど進んでおらず、また政府による補償や食料支給が少ないため、生活は貧窮を極めているらしい。
スマトラの地震の後、書いた Nicobar に関する記事:
- アンダマンとニコバルの先住民(2005年1月1日)
ちなみに、アンダマン・ニコバル諸島は、昨日書いたボースのインド暫定政府と日本の関係の中にも登場する。リンク先を失念してしまったのだが、ある日本語のサイトでは、日本がインド暫定政府への支持表明のため、アンダマン・ニコバル諸島を明け渡したと書いてあった。あるインドのサイトでは、ボースが交渉したが、日本政府はこれらの島々をボースたちには明け渡そうとしなかったと書いてあった。今調べたら、「日本が占領し、名目のみ Provisional Government of Azad Hind に移管された」との記述があった。真相はいかに。
2005年 6月 2日 午前 12:18 | Permalink | この月のアーカイブへ
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