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2005.05.27

今日のニュース、昔の戦争

「ミンダナオ」「日本」というキーワードで検索したら、けっこう上のほうにフィリピン国営通信(Phillippines News Agency)の "Davao marks liberation from Japanese occupation"という記事がありました。

5月3日のダバオ解放60周年にあたって、日本による占領とアメリカ軍による解放の経緯が簡潔にまとめられていました。日本がMindanao島のダバオを侵略したのが1941年12月20日。四年間にわたって日本はフィリピンを苛酷に“鉄拳をもって”支配した、と書かれています。記事はまた、アメリカ軍を躊躇なく「解放者」として描いています。

「日本の戦争はアジアの解放に役立った」みたいなことを臆面もなく言う人は、いったいどういう気持ちでこういう描写を読むのだろうかとか、今から60年後、果たしてイラクの新聞はアメリカをフセインの独裁から解放をもたらしたと書くだろうかとか、いろいろなことを考えてしまいます。

記事を読んで考えたことの一つ。1944年に、連合軍はフィリピン解放と対日本戦争の終結に向けてミンダナオは戦略的な価値を持たないと考え、その代わりにレイテ島に力を注いだと書いてありました。ミンダナオ島の熱帯雨林をさまよい、死んでいった日本の兵隊たちは、まさに“犬死に”をさせられたのだと思います。生き延びた人たちの60年は、彼らに“救い”をもたらしたのでしょうか。

2005年 5月 27日 午後 08:48 | | この月のアーカイブへ

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