« 絵本の本棚 | トップページ | 石原都知事に「ノン」! »

2005.05.11

日の出ずる国

かねてから紹介したいと思っていた“国歌”があります。「日の出ずる国 Land of the Rising Sun」という歌です。歌詞はこんな感じです。

日の出ずる国、我らが愛し慈しむ国、
勇敢な英雄たちの愛する祖国。
我らは命を護るか、絶えるかせねばならない。
我らは敵から我らが心を護る。
もし愛するものを護る代価が死であるならば
微塵の恐れも懐かずに我らは死のう。

「日の出ずる国」と言っても、日本のことではありません(考えてみれば、どの国にだって日は昇るのですから、あたりまえですが)。上で“国歌”と、括弧付きで書いたのは、この歌を歌う人たちが独立国を形成していないからです。

ナイジェリアのイグボ(Igbo)族の人たち。ビアフラの人たちです。

私は「ビアフラ」という言葉を同時代に知った最後の年代に属しています。内戦/独立戦争があったのは、私がちょうど小学校に入ったころのことだったようです。栄養失調で骨と皮だけになり、下腹だけが膨れて見える子どもたちの写真。自分と同じ年代の子どもたちで、そういう状況に置かれた人たちがいるのだと知った、そして戦争というものがそんなにも人々を不幸にするということを知った、私の心の“原風景”だったような気がします。

ビアフラの分離独立を求める非合法運動、Movement for the Actualisation of a Sovereign State of Biafra (Massob) の集会に参加した約80名がナイジェリア当局に検挙されました(BBCの記事)。

私より一世代下の、今の子どもたちが、あのころの私と同じような形で「ビアフラ」という言葉を知ることにならないといいな、と思います。

2005年 5月 11日 午前 12:40 | | この月のアーカイブへ

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/12988/4075559

この記事へのトラックバック一覧です: 日の出ずる国:

コメント

コメントを書く