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2005.03.27

水銀と聖母

Mercury rising ― Molly Ivins さんのコラム。合州国政府は発電所が大気中に排出する水銀の規制を緩和し、電力会社間で排出枠を売買できるようにした。つまり、水銀を多く排出する発電所は、水銀除去(scrubbing)の行き届いた会社から余っている排出権を買い取ることによって、排出を続けたり排出量を増やしたりすることができるようになる。この規制緩和によって、カリフォルニア州では発電所からの水銀排出が8倍に跳ね上がるのではないかとされている。すでに合州国では出産年齢の女性の6人に1人が安全値を上回る水銀を体内に含有している。Ivins さんは W. Eugene Smith さんの水俣の写真を示し、水銀汚染の危険性を警告している。

Ivins さんが "The Madonna of Minamata" と呼ぶ写真は、数年前に各地で開かれた水俣展のパンフレットの表紙を飾ったこの写真のことだろう(ユージーン・スミスさんの作品をいくつか集めた別のリンクをもう一つ提示する)。

合州国政府は2月の United Nations Environment Programme のナイロビ会議で、水銀排出の国際的な制限にも反対をしている(Natural Resources Defense Council の報道資料)。

上で言及した写真「入浴する母子像」は、2000年に著作権継承者のアイリーン・スミスさんが「以後、公開しない」ことにしたとの記事を見た。ためらいながら、リンクは張ったまま、この記事を投稿する。

2005年 3月 27日 午前 07:54 | | この月のアーカイブへ

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