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2005.03.01

何を隠しているのだろう

What Are They Hiding in Samawah? ― Voices in the Wilderness に掲載された Christian Peacemaker Team の Peggy Gish さんによるサマワの自衛隊駐屯地訪問記。

自衛隊は他の国の軍隊に比べ地元の市民との間の問題が少なかったので、その秘訣を知りたいと思って赴いたが、何も取材ができなかったらしい。

「我々が原稿に目を通して許可しなければ、取材内容は公表してはならない。記者登録が承認されてからでなければ質問にも一切答えられない」と言われ、7ページにわたる特派員身分証明申請書(Application for a JSDF Accredited Correspondent ID Card)を渡されたと言う。申請書の中には、地元住民の自衛隊への信頼を低下させるおそれのある情報を公表してはいけない、という項もあった。

ある兵士との雑談の中で、憲法第九条とのかねあいで駐屯についてどう思うかと聞いたが、答えてはくれなかったらしい。個人的に話せないかと聞いたら、「日本兵の声は個人の声ではなく公の声だから」と言って、応じてくれなかったそうだ(ふと、靖国神社に行く首相もそのくらいの覚悟を持ってほしいものだと思ったりする)。

ギッシュさんの記事は、極めて素朴な疑問と感想で終わっている。

もし彼らのやっているのが再建であるなら、なぜやっていることを隠す必要があるのだろう。いったい何を隠しているのだろうか。いろいろな規則は、私たちが基地に入るのを助けるためのものだと言われたけど、実際は人々を締め出し、真実を中に留めておくためのもののようだった。

苛立ちはよく分かるが、根気強い取材に期待したい。

2005年 3月 1日 午後 03:22 | | この月のアーカイブへ

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