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2004.12.16

北朝鮮の核開発

Did North Korea Cheat? ― Foreign Affairs 誌の 2005年1/2月号に掲載された Selig S. Harrison さんの論文。

2002年10月に合州国政府は北朝鮮が核弾頭用のウラニウム濃縮を行なっていると主張したが、その根拠は薄弱で具体性がなく、北朝鮮が行なっていたのはせいぜい、軍事目的には適さず、核拡散防止条約でも認められている低濃縮であったと論じている。アメリカはイラクの“大量破壊兵器”の時と同様、ありもしないものをでっち上げ、「最悪のシナリオ」をまるで明々白々な事実のように誇張してみせたということである。

その結果、北朝鮮は態度を硬化させ、プルトニウム抽出実験を行なうに至ったと見られる。こちらに関しては事実関係が明白であり、蜃気楼のようなウラン濃縮の話よりもずっと深刻である。合州国は政策を変更し、プルトニウムの問題を最重点に扱うべきであると主張されている。

北朝鮮の閉鎖的な政策に惑わされ、疑心暗鬼になってまともな判断ができなくなっているのは合州国政府だけではないように思われる。そして、「緊張緩和と、お互いが徐々に歩み寄ることによってのみ、真実が知られるようになる」のは、核開発問題だけではあるまい。

2004年 12月 16日 午前 07:37 | | この月のアーカイブへ

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受信: 2004/12/16 15:40:26

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