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2004.12.01

ボパール+20

これはちょうど20年前の話であり、かつ、現在の話でもある。

1984年12月2日の深夜から3日の未明に、インド中部(デリーの南約700km)のボパール(Bhopal)で米ユニオン・カーバイド社(Union Carbide Corporation)の工場から大規模なガス漏れ事故が発生した。漏れ出したイソシアン酸メチル(methyl isocyanate, CH3NCO)はボパール市民2万人を殺し、今も12万人以上が失明などの後遺症に悩んでいる。事故後に洗浄等が行なわれなかったため、汚染された土壌からは現在も地下水に有毒物質が混入し続けており、住民の健康を蝕んでいる。インド政府も Madhya Pradesh 州政府も厳しい責任追及を怠たり、被害者の同意もないまま、わずかな保証金で法的な“解決”がなされた。ユニオン・カーバイド社を2001年に買収したダウ・ケミカル社(Dow Chemical Company)は、事故の責任はすべて現地子会社の Union Carbide India Ltd にあるとして、インドで行なわれる裁判への出廷さえ拒否している。

India: Bhopal - human rights in toxic shock ― アムネスティ・インターナショナルによる新たな告発文。上に記したような状況について、「著しい人権侵害が引き続き起こっている」とし、「世界中の人に、ダウ社に現地の浄化対策等を執るよう促すことを呼びかける」としている。

私もその呼びかけに応えよう。以下の文面は、アムネスティの記事や International Campaign for Justice in Bhopal のサイトで見ることができるビデオを参考にして書き、ダウ社に送付した。(送付方法は下記参照。よろしければ、コピーしてお使いください。)

Union Carbide owned the majority of shares of Union Carbide India Ltd. Dow Chemical, which acquired Union Carbide, is therefore to be held responsible for the tragedy in Bhopal. I ask Dow to clean up the contaminated site, to submit Union Carbide to the criminal case, to aid in the economic rehabilitation of Bhopal, and to provide the survivors with long term medical care.

(ユニオン・カーバイド社はユニオン・カーバイド・インド社の株の50%以上を所持していました。ですから、ユニオン・カーバイドを買い取ったダウ・ケミカル社はボパールで起こった悲劇に責任があります。私はダウ社に対して、汚染された土地を浄化し、ユニオン・カーバイド社を刑事裁判に出廷させ、ボパールの経済的な復興を援助し、被害者に長期的な医療を施すことを求めます。)

関連リンクをいくつか挙げる。

このダウ社のページの一番下にある What Do You Think? のリンクから、意見を送ることができる。また、International Campaign のサイトには、各国のダウ子会社等のリストがあり、日本を含むアジア・太平洋地区のページで、電話とファクス番号を知ることができる。 

2004年 12月 1日 午前 12:01 | | この月のアーカイブへ

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» ボパールの毒ガス漏えい事故 トラックバック Fay's CA-Fay Blog支店
20年前のインドのボパールで起きた史上最悪の毒ガス漏えい事故 昨日の12月3日は事故から20年目ということもあり、いくつかの英語サイトでボパールの事故について... 続きを読む

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» 【企業倫理・人権侵害】ボパール事故に関するリンク、覚え書き トラックバック 改善案まにあ
ボパールの事故に関しての覚え書きとリンク集です。 調べると、某宗教団体(キリスト教系)を批判するHPで起こるのと同じような、妙な現象が起こるかもしれません。 ボ... 続きを読む

受信: 2004/12/08 1:00:19

コメント

原子力技術リスクC3研究のサイト
http://tokaic3.fc2web.com/indextop.html">http://tokaic3.fc2web.com/indextop.html
では、経営層によるリスク・コミュニケーションの事例として、財団法人電力中央研究所の研究員が、
http://tokaic3.fc2web.com/rc/rc22713.html">http://tokaic3.fc2web.com/rc/rc22713.html
とのような整理をしています。
日本のリスクコミュニケーションといわれるものが、いかに欺瞞に満ちたものであるかを示す一例です。
ご参考まで。

投稿: 匿名 | 2004/12/08 18:40:28

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