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2004.11.20

ファルージャ/プノンペン

Escape from Fallujah: refugees flood nearby towns ― 英インディペンデント紙の18日付けの記事。ファルージャ(リンク先は地図)の30万人の人口のうち、102,000人が Amiriyah に、50,000万人がバグダッドに、21,600人が Karma に、18,000人が Nieamiyah に、12,000人が Habbaniyah に避難していると伝えている。ユニセフ等の見解として、アミリーヤではテント等の収容設備が全く足りていないこと、ハバニーヤでは水が足りないことを挙げている。ハバニーヤは武装勢力が近隣にいるため、援助団体が近づくことも難しいとされている。政府は、赤新月社が被害を誇張して発表していると非難しており、政府が今まで以上に援助に非協力的になることを恐れ、援助団体は状況の公表に慎重にならざるを得ない状態だとも書かれている。ハバニーヤの状況が極度に悪化していることはイラク軍側も認めている。

Counterinsurgency Run Amok ― Asia Times Online の18日付けの記事。Fallujah に残っている市民は、食料が尽きたため草木の根を食べ、死体を庭に埋めていると伝えている。アラウィ政権は、9月ごろから病院に全く医薬品を搬入させておらず、治療などは全くできない状態である。それにもかかわらず、アラウィ首相はファルージャでは一般市民には犠牲者は全く出ていないと主張しており、国民からの信頼は地に落ちている。アメリカ軍はクラスター爆弾、化学兵器(黄燐)などを使用しているとの情報もある。病院では、分娩を介助中に産婦人科医が拘束されたりもしている。

Asia Times の記事を執筆した Pepe Escobar さんは、記事の中でネグリとハートの新著  Multitude: War and Democracy in the Age of Empire  を引用して、ファルージャの攻撃が、抵抗運動鎮圧という目的を達成するために、その環境(まわりの一般市民社会)を破壊するという手法を用いていると論じている。しかし、市民が攻撃の直接の対象となっていることは、市民の間に憤りを生み、武力闘争への支持を増大させる結果を招いている。

私は武装闘争を無条件で支持はしない。今は抵抗運動であるものが、今後ポルポト派によるジェノサイドのようなものに変質してしまうこともありうると危惧する。ポルポト派の追い風となったのは、アメリカ軍による大規模攻撃に対するカンボジア国民の反発だ。ファルージャへの多国籍軍の攻撃は、それと同様な触媒になりかねない。 

2004年 11月 20日 午前 10:48 | | この月のアーカイブへ

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僕はベトナム反戦の世代ではない。 幾度となくその世代と一緒にされ(若いと一緒らし 続きを読む

受信: 2004/11/20 12:54:09

コメント

ファルージャでの殺戮、救援もできない状態。
当地は地獄であろう。
憎しみは憎しみのスパイラルになる。
世界は無力なのか。
ブッシュやブレアを辞職させられないのか。犯罪者として裁けないのか。
加速化する墜ちて行く世界を見ているのか。
テロをたたきつぶすだって。そりゃ反対だろう。こんなことを続けていれば、確実に増える。
もう、それは覚悟しておかなければならない。
この惨事が忘却される遠い未来まで。

森達也氏の映画上映、対談、本サイン会に行く。
マスメディアの同方向性・思考回路の麻痺を描かざるを得ない状況。

・・・・ 本当に・・・この世はどうなってしまうのだろう・・

投稿: しぇんて | 2004/11/21 2:32:12

しぇんてさん、前にもコメントをいただいたのに、お返事をしなくてすみませんでした。(と謝りつつも、他の人のコメントをほったらかしにしているので、あまり説得力がないか。)

本当にどうなってしまうのでしょう。

森さんの本の感想、掲示板にお書きになります?読みにいきますね。

投稿: うに | 2004/11/21 16:54:27

うにさん、どうもお気使いなく。メインのご自身の書き込み優先ですからね。
森さんの本1冊読み終えました。売れるといいんですけどね。タイトル的にここのブログとかぶってるかも(^^);;
森さんの方が後ですね。
1冊読んだのはBBSには書きましたが、ちゃんとした感想になっていないのですいません。そんなに突っ込んだことが書かれているわけではないと思いましたが、逆に何でそれじゃあ書ける人が目に付かないのだろうと思ってしまいます。たぶんよく探していないのだろうと思いますが、本当に危ないのかも。
ということで、ブログの良識はうにさん頑張ってくださいませ。外国のメディアを主にうにさんは調べてるようで、日本のものしか見ない人にはもっともっと読んで欲しいですね、ここ。
スヨンちゃんに感謝してます。

投稿: しぇんて | 2004/11/22 1:48:00

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