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2004.06.09

拷問に関する米国防省の内部メモ

ニューズウィークが拷問に関する2003年3月付けの米国防省の内部メモを入手公開しました(PDF、3.2MB)。拘束してキューバのグアンタナモ基地に移送し尋問を行なったイラク人への扱いを正当化するものです。アブグレイブ収容所で拷問が行なわれた際も参照されたと言われています。

ざっと読んだところ、

  • アメリカはジュネーブ条約に留保条件を付けており、拷問を行なったとして訴えられた米兵はその留保条件と合衆国憲法の枠内で罪を問われる、
  • 拷問を受けた外国人は合衆国憲法を根拠に訴えを起こすことはできない、
  • 合衆国の領土またはそれに準ずる地域での行ないのみに適用される(たぶん、イラクのように占領によって実効的に支配していても適用外になると思われる)、
  • 拷問そのものを目的とした拷問でなければ問題ない(情報を聞き出すためなら、かなりのことまで許される)、
  • 上部からの明示的な命令で行なわれるのが法的にはもっとも安全、

といったことが書いてあるようです。間違っていたらごめんなさい。また、ポイントを外している可能性が高いので、どうか入手される方は、私のこの記事によって先入観を得ることなしにお読みください。

追記:ロイター電がありました。私より、大統領が免責されるという点に注目して読んでいるようです。

情報源はTalkLeft の Secret Torture Memo Now Available です。ついさっきのニュースで、米議会上院での聴聞会で、アシュクロフトが公開を拒んでいて、共和党が与党なのでメモは公開されずに終わるのではないかと言っていたのですが… ところどころ公開されていない部分がある(空白があるし、末尾も突然切れている)ので、そこらへんにもっと情報が隠されているのかもしれません。

とりいそぎ、hanaさんのところ、石塚さんのところ、はなゆーさんのところにトラックバックを送ります。

2004年 6月 9日 午前 09:43 | | この月のアーカイブへ

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