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2004.06.20

リブリエにまつわるエトセトラ

アメリカで電子書籍普及推進の論陣を張るブログに David Rothman さんの TeleRead があります。ソニーの Librié が2か月でファイルが読めなくなるという強力な DRM (=デジタル権利管理、Digital Rights Management)を用いていること、独自フォーマットを採用していて自由な e-book リーダーとして使えないことを批判し、そのような中途半端なデバイスがアメリカで発売されたら、逆に電子書籍の普及を遅らせかねないという懸念を表明した "Yo, Sony! Liberate the Librie or keep it out of the States" という記事が18日に掲載されました。

David さんに、日本でもそれらの点に不満を持っている電子本愛好者・提唱者が多くいることをメールで知らせ、日米両国で電子本の普及を目指しているグループなどが共同で見解表明をしたりできないだろうか、という提案をしてみました。

19日の TeleRead の記事 "Librie e-book format also angers Japanese" で David さんが私のメールを取り上げてくれています。(写真に写っている女性は私ではありません。念のため。)どうでしょう。市民版の日米同盟、多国籍軍でソニーやその他の電子書籍デバイス市場への参入を考えている大企業にもの申してみませんか?

リブリエの持つ可能性に大きな期待を感じるとともに、そのファイルフォーマットの閉鎖性やDRMに関する不満は多くの人が持っていると私は思います。(まず、この現状認識を確認する必要がありますね。)

青空文庫の富田倫生さんが東京ブックフェアでの講演「デジタル読書子に寄す 新しい本をどうつくりどう読むか」の中で

是非ソニーのリブリエという機械で青空文庫のファイルが読めるようになる日が来ることを切望していますが、残念ながら今はできないようです。とても不思議で残念なことですが、是非そういう時期が来て欲しい。

と述べています。独自フォーマットへのコンバータが広く公開されていないという現状に満足していないという意見だと私は解釈しています。

検索してみたところ、以下のブログに BBeB フォーマットや貸本式 DRM に対する批判的な意見が述べられているようです。(順不同です。トラックバックを送らせていただきます。)

私は、BBeB のこと、DRM のことなど、学ばなければならないことばかりの状態です。意見(反対意見も含め)、アドバイス等、いただきたいと思います。よろしくお願いします。(う~ん、ここに書いても読む人は少ないだろうからなあ。野口さんに頼んで aozora blog に書かせてもらおうかしら。それとも、もっと詳しい人が何か書いてくれないかなあ。)

記事の中で David さんは、日本での Librie の売れ行き、Linux ベースのシステムに関して何か面白い動きがあったか、などについて情報がほしいと書いています。何かあるでしょうか。また、電子書籍のための xml 規格 OpenReader の提案についても意見を募集しています。これについては、数週間ぐらい前からここで取り上げようと考えていて、なかなか考えがまとめられずにいるところです。

この記事に関してはコメントやトラックバックが付かないと、とても悲しいというか、本当に意見が聞けるかとても心配しています。どうかぜひともご意見ご感想をお寄せください。

2004年 6月 20日 午前 12:11 | | この月のアーカイブへ

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» LIBRIéといっしょ。2ヶ月終了。 トラックバック Nightnoise::doblog
前回の「LIBRIéで電子書籍生活3週間目」から1ヶ月近く経って、相変わらず通勤読書続けてます。ときどきリアル本に浮気しながら、1回当たり40分くらい×5日間で... 続きを読む

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» リブリエは正直どうかと トラックバック nonki@rNote(暫定)
電子出版に意欲的に取り組んできた平井和正のファンである私は、平井和正が最近応援していることから、ソニーのリブリエについて調べてみました。しかし、リブリエはBBe... 続きを読む

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» リブリエで読んだ事例 トラックバック 機械読書日報
「Nightnoise::doblog」さんの2004/05/26 「LIBRIéで電子書籍生活3週間目」、2004/06/24 「LIBRIéといっしょ。2ヶ... 続きを読む

受信: 2004/10/04 10:34:48

コメント

野口“ag”英司です。大野さん、書いて書いて!

この間のブックフェアで、TimeBook Townにも係わっている新潮社の人と話をしました。その人が言うには、雑誌をやりたいって。まあ、雑誌ならレンタルでもいいかな、とは思いました。あと新聞とか。

その人に、少なくとも電子ブックを売ってくれ、手元に残させてくれ、とは言っておいたんですが。

投稿: ag | 2004/06/20 21:14:12

About liberating the librie:

http://dftuz.unizar.es/~rivero/lbdjvu.tgz

is a .DJVU viewer running on top of the hacked English Translation http://developer.berlios.de/projects/librietrans/

Where the Japanese hackers are?

投稿: Alejandro Rivero | 2006/01/25 10:05:21

Alejandro,

> Where the Japanese hackers are?

I've wondered that myself. It looks to me like Librie failed to catch the fancy of the techie types here. I'll let you know if I find anything new.

投稿: うに | 2006/01/25 20:17:11

It is not the only machine techies dislike. I haven got a clue about how to enter the Toshiba/Panasonic SigmaBook, which uses a Panasonic CPU instead of the pda-traditional ARM.

You have my email (al.rivero@gmail.com), tell me if they get something. I'd hope them (the japan hackers) to be able to break into the librie by using weakness of jpeg and zlib libraries (librie uses libz.so.11.3 and some libmpeg too), then being able to run bash (and my ddjvu browser compilation) without need of the translated/hacked OS. Lacking this, I would hope a untranslated but lbhook hacked OS firmware, and I haven't see any.

Regretly I can not read japanese yet, so I could have missed something. As I told, if someone gets some news, please email me.

(the greatest problem now is to understand the chip which controls the keyboard; we are getting slow reaction rates because we can not clear the buffer and we need to leave the original sony interrupt management active)

投稿: Alejandro Rivero | 2006/01/25 22:21:34

Alejandro,

You have my word. I'll ask around and keep you posted.

投稿: うに | 2006/01/25 23:38:11

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