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2004.06.16

5月のイラク国民世論調査

イラクの暫定当局(CPA)が5月後半に行なった世論調査の結果(html 版の PowerPoint プレゼンテーション)。AP が入手公開した

  • イラクのかかえる最も緊急な課題は:治安(59%)、経済(16%)、インフラ整備(15%)
  • 信頼する機関は:イラク警察(信頼:70%、不信:22%)、…、連合軍(信頼:10%、不信:87%)
  • ファルージャやナジャフ情勢によってイラクは:より団結した(64%)、より分裂した(14%)
  • イラク警察およびイラク軍のみで治安は維持できると:思う(62%)、思わない(9%)
  • 連合軍が今すぐ撤退したらイラクは:もっと安全になる(55%)、もっと危険になる(32%)

など、興味深い数字が並んでいる。イラクのアラウィ首相(選挙によって選出されたわけではない)から直々に「自衛隊の活動を感謝され、駐留の継続を依頼された」という国会での小泉首相の答弁をしっかりした遠近法の中でとらえるために、重要な資料である。

上のグラフ(スライド35)は連合軍がどのようにとらえられているかを示している。時計回りに、占領者として(赤、92%)、解放者として(緑、2%)、治安維持者として(青、3%)、その他(黒、3%)。

自衛隊が行なっている「人道復興支援」は、おそらくこの最後の3%に入るのだろう。今度テレビでサマワの駐屯地にたなびく日の丸が映ったら、この図柄を思い出そう。

2004年 6月 16日 午前 08:36 | | この月のアーカイブへ

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