労働組合と多国籍企業
Transatlantic labor union highlights globalization pressures - 資本がグローバル化し、企業の海外進出が進むのにつれ、労働組合運動の国際協力も見られるようになってきた例。ドイツの通信企業 Deutsche Telekom は、ドイツ国内では労働法が組合を重視するため、通信業界の組合 Verdi に友好的な立場を取ってきたが、経営者寄りの労働法を持つアメリカに展開した子会社 T-Mobile では、長年にわたって CWA (=Communication Workers of America)による組合設立の動きを阻んできた。このほど、CWA がドイツ本社と交渉を行なうにあたって、CWA と Verdi が合同で TUnion という組合を発足させた。
T-Mobile 社では、社員が反組合の説明会に出席を強要されたり、上役が一人ひとり社員を呼んで取調べを行なうなど、かなり露骨な組合潰しがされてきたらしい。記者会見の席では、社員の一人が、つけヒゲ、サングラス、野球帽姿で会社内の様子を暴露した。声で人物が特定されないよう、マイクに口を近づけて、囁き声でインタビューに応じたという。
多国籍企業の場合、労働法的な規制はそれぞれの国の法律によるわけだが、ヨーロッパでは、各国間の法制の差異を自主的に埋めるよう企業に合意をとらせる動きが少しずつ進みつつあると記事は指摘している。金属産業、エネルギー産業で特にそれが進んでいるらしい。通信産業でもスペインの Telefonica 社がそのような合意文書を組合と取り交わしているとのこと。
2009年 11月 21日 午前 01:20 | Permalink
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